上記のお悩みを解決します。
コマンドプロンプトを使って外字の設定を移行する方法
それでは本題に入ります。
※本記事の内容で実行された結果について、筆者は一切の責任を負いませんので、ご了承ください。必ず自己責任で実行してください。
目次
外字のフォントファイルは、『eudc.tte』と『eudc.euf』の2つが必要
結論から申し上げますと、外字の設定移行にはコマンドプロンプトを使います。
外字のフォントファイルは、『eudc.tte』と『eudc.euf』になります。
外字の設定移行の流れとしては、下記です。 ファイルはUSBメモリー等を用いて移行してください。
移行先のDドライブ(場所は任意でOK)へ設定ファイルの 『eudc.tte』と『eudc.euf』 を貼り付け
↓
移行先のパソコンでコマンドプロンプトを実行
移行元のeudc.tteとeudc.eufの場所は下記です。
\PC名\c$\Windows\Fonts
1-外字の設定移行は2つのファイルをコマンドプロンプトで移行が必要だよ
自分のPC名がわからない場合は、次のように調べます。
PC名の確認方法
STEP
PCを右クリック→プロパティ
2-外字の設定移行を始める前にコンピュータ名を確認しておこう
STEP
コンピューター名が表示される
3-外字の設定移行を始める前にコンピュータ名の確認完了
STEP
『eudc.tte』と『eudc.euf』のファイルを移行先のDドライブ直下に貼り付け
4-外字の設定移行をするために2つのファイルを移行先のDドライブ直下に置いておくよ
今回は、Dドライブ直下に貼り付けしましたが、任意の場所で構いません。(Dドライブから変更した場合は、後述しているコマンドプロンプトに記述するパス名も変更してください。)
設定移行にはコマンドプロンプトを使うよ
コマンドプロンプト(管理者で実行)を使用して、外字の設定を移行します。
コマンドプロンプトの使い方
STEP
『Windowsシステムツール』→『コマンドプロンプト』→『その他』→『管理者として実行』
5-外字の設定移行をするためにコマンドプロンプトを実行するよ
STEP
下記のコードを貼り付け
rem ディレクトリの変更
cd c:\windows\fonts
rem 既にeudc.tteが存在している場合には、語尾に-olderを追記
ren eudc.tte eudc-older.tte
rem 既にeudc.eufが存在している場合には、語尾に-olderを追記
ren eudc.euf eudc-older.euf
rem Dドライブ直下に置いた2つの外字設定ファイルをコピペ
copy d:eudc.*
6-外字の設定移行するために、コマンドプロンプトにコードをコピペしてね
『eudc.tte』と『eudc.euf』が存在しない場合は、『指定されたファイルが見つかりません』と表示されますが問題ありません。
STEP
エンターを押下でコピペ完了
7-外字の設定移行をコマンドプロンプトを使ってコピーしたよ
STEP
『exit』を入力してコマンドプロンプト終了
8-外字の設定移行にコマンドプロンプトを使ったあとはコマンドで終了するよ
コマンドプロンプトを終了するときは、『exit』と入力するほうが情シスっぽい笑。
設定が移行できたのか確認しておこう
STEP
ファイル名を指定して実行を『Windowsキー』+『Rキー』で開く
ファイル名を指定して実行
『ファイル名を指定して実行』のショートカットキーは頻度高しです。
覚えておいて損はありません。
STEP
『eudcedit』と入力することで、外字が開く
eudcedit って入力してみて!
『eudcedit』 と入力しましょう。
他にもこんなコードもあるよ!便利!
cmd(コマンドプロンプト)
calc(計算機)
control(コントロールパネル)
STEP
移行した外字が表示されたらOK
外字の設定はちゃんと移行できましたか?
外字の設定が移行できているのかを確認します。
まとめ
外字の設定ファイルは、『eudc.tte』と『eudc.euf』の2つです。
eudc.tte
eudc.euf
『eudc.tte』と『eudc.euf』の2つのファイルをコマンドプロンプトを管理者で実行してコピペします。
2つのファイルをコマンドプロンプト(管理者)でコピペする。
ただ単にファイルコピーをしただけでは、反映されずに丸一日悩みました。 外字の設定をされている方は、参考にしてみてください。以上です。